人が痩せたいと思うきっかけはさまざまです。たとえば、

  • たるんだ体型を鏡で見てしまった
  • スカートやズボンがきつくなってきた
  • かがんだ時にお腹がつかえてしまった
  • 身近な人に「太ったよね~」と言われた

そのなかでも、見た目や体型を指摘されれば精神的に傷つきますよね。自分に自信が持てなくなります。

「みっともないから痩せなくちゃ…」

と思うかもしれません。でも、あなたは本当に肥満なのでしょうか? 肥満の認識はたいてい個人の主観的な感想ですよ。

考えてもみてください。日本人の4人に1人は”肥満”なんだそうですが、これって裏を返せば残りの大多数は肥満ではないということですよね。もしかしたら、あなたは肥満じゃないのかも。

自分が太っているかどうかのもっとも簡単な目安は体重を見ることなので、一度ご自身の理想の体重を知っておくというのはいかがでしょう。ダイエットされる方は多いですが、そのうち一定数はダイエットの必要がない人たちです。適正体重なのに、無理してダイエットすることはないですよ。

必要のないダイエットで健康を損なわないためにも、自分が太っているかどうかを客観的に見分ける方法をぜひここで知っておきましょう。

理想の体重はBMIでわかる

見出しを見たときの”あなたの気持ち”わかります。おそらく、こう言いたいのでしょう?

「BMIくらい知ってます…」

たしかに多くの人はそう、言います。でも、自分のBMIはどれくらいなのか、すぐに答えられる人はそんなに多くはない印象です。

あなたも、そうですよね。自分の体重が適正なのか、正直わからないのでは?

ちなみに日本人のBMI最適値は”22″です。ではなぜ”22″がベストなのでしょう。じつは、22より高くても低くてもダメなんですよ。

それに、“ある数値”よりBMIが高いと、その後の追跡調査で糖尿病になっているケースが非常に多いのですが、この具体的な数値がいくつか知りたくないですか?

BMIという用語をただ知っている人と、実際に自分のBMIの数値を知り、データと照らしあわせて客観的に自分のからだのことを把握している人とでは、もし仮にダイエットをやるにしても結果に大きな差がでます。それは目的意識が違うからでしょうね。

Body Mass Index

ダイエットする前に、そもそもダイエットがほんとうに必要なのかを見極めましょう。そのためには自分のからだのことを、BMI(ボディマス指数)で客観的に知っておくことが大切です。

「そこまで言うならBMIを計算してみようかな…」

そう思われた方、まずはご自身の身長と体重のデータをご用意ください。

BMIは簡単な計算式でわかります。電卓があれば答えを出すのに10秒かかりません。用意するものはあなたの身長と体重データだけでOKです。

BMI(ボディマス・インデックス)の計算方法

では具体的に計算してみましょう。

たとえば、身長155センチ、体重は60キログラムの方がいらしたとします。その方のBMIは、

60 ÷ 1.55 ÷ 1.55 = 24.97

BMIの肥満分類では25以上が肥満と判断されます。それならこの数値「24.97」は肥満ではないということになりますね。この場合は、数値がかなりきわどいので、多少のダイエットは必要かもしれません。

ご存じの方も多いと思いますが、BMIは以下の計算式で算出できます。

[wc_box color=”secondary” text_align=”left”]

BMIの求め方

BMI = 「体重/身長2

[wc_divider style=”dashed” line=”single” margin_top=”” margin_bottom=””]

わかりやすく言い換えたものがこちら

BMI = 体重 ÷ 身長(m)÷ 身長(m)

[wc_divider style=”dashed” line=”single” margin_top=”” margin_bottom=””]

BMIの数値による分類

[wc_row][wc_column size=”one-third” position=”first”]

痩せ
18.5未満

[/wc_column][wc_column size=”one-third”]

標準
22

[/wc_column][wc_column size=”one-third” position=”last”]

肥満
25以上

[/wc_column][/wc_row]

[/wc_box]

BMI25以上では、糖尿病のリスクが飛躍的に高くなる

じつは、ヨーロッパ・アメリカでは肥満はBMIの数値が30以上からとなっています。対して日本では、BMI25以上からが肥満と定義されています。

なぜ日本と欧米で肥満の定義が違うのかというと、日本人の場合BMIが”25以上”になると、その後の追跡調査(疫学調査)で糖尿病になっているケースが非常に多かったからなのです。

ところが、やせていても死亡率は高くなる

BMI25以上で糖尿病などの有病率(病気を持っている確率)が高まるなら、「BMIをできるだけ落とせばいいんじゃないの!?」と思いがちです。

これについては、「国立がん研究センター」に興味深い研究データがあったので引用してご紹介します。

肥満指数と死亡率との関係について

私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、 日本人の生活習慣病予防に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)には、岩手県二戸、秋田県横手、 長野県佐久、沖縄県石川という4地域にお住まいの、40〜59歳の男女約4万人の方々に、アンケートに回答して頂き ました。その後10年間の追跡調査にもとづいて、肥満指数(BMI)と死亡率の関係を調べた結果を、専門誌で論文発表 しましたので紹介します。

(中略)

肥満と死亡率の関係1990年時点の身長と体重からBMIを算出し、7グループに分けて10年間の死亡率を比べてみました。

死亡率の算出にあたっては、年齢や喫煙などの生活習慣、さらに病気になった結果としての体重変化による影響を統 計的手法により調整しながら行いました。

その結果、BMIが 23.0-24.9の人の死亡率を基準として、他のグルー プの死亡率が何倍に相当するかで表しますと、BMIと死亡率との関係を表すグラフは、男女共に、アルファベットのU字型になりました(図)。

参考リンク肥満指数と死亡率との関係について

ここでは肥満指数(BMI)と死亡率の関係を調べた結果、BMIと死亡率との関係を表すグラフは、男女共に、アルファベットのU字型になる…要は、“痩せていても、太っていても死亡率が高い”と結論づけられています。

BMIの適正値は”22″です。これは、過去の疫学調査の結果から明らかです。BMIが”22″のグループで最も有病率(病気を持っている確率)が低いということがわかっているのです。

BMIが25以上、つまり太り過ぎならダイエットで改善する必要がありますし、痩せすぎならダイエットはそもそも必要がないということになります。

あなたの理想の体重を求める計算式

最後に、あなたの理想の体重をはじきだす計算式をお教えします。

[wc_box color=”secondary” text_align=”left”]

理想の体重は以下の計算式で求めることができます。

あなたの理想の体重 = 22 × あなたの身長(m) × あなたの身長(m)

[/wc_box]

身長から逆算した理想の体重(男女共通)

[wc_row][wc_column size=”one-half” position=”first”]

  • 145センチ 46.3キロ
  • 150センチ 49.5キロ
  • 155センチ 52.9キロ
  • 160センチ 56.3キロ

[/wc_column][wc_column size=”one-half” position=”last”]

  • 165センチ 59.9キロ
  • 170センチ 63.6キロ
  • 175センチ 67.3キロ
  • 180センチ 71.3キロ

[/wc_column][/wc_row]

BMIの限界も知っておきましょう

BMI(ボディマス・インデックス)は、体重と身長から人の肥満度を示す体格指数です。

BMIの数値と有病率(病気を持っている確率)には相関関係があることから、成人肥満の指標としてよく使われています。

BMIで適正体重を知りましょう

しかしながら、BMIにはいくつか欠点があることも事実です。たとえばそれは、

  • 身長の低い人のBMIは数字が小さくなるので、もし仮に肥満でも数値は正常範囲内に留まることがあります。また過去数十年間に大人の平均身長は増える傾向にありましたが、身長が高い人のBMI数値は高くなるので、適正体重でも「肥満」と判定されることがあります。
  • BMIには体脂肪率は考慮されていません。お相撲さんのような筋肉質だけど高体重のような、体脂肪率が低い人の場合でも「肥満」と判定され、逆に隠れ肥満のような、体脂肪率は高いのに低体重な人が「痩せ」と判定されてしまうことがあります。

このように欠点はありますが、身長と体重だけで、簡単に肥満かどうかを判定できるのはBMI(ボディマス・インデックス)だけです。

BMI指数が有病率や体脂肪率と相関することも明らかです。いまのところ、これを上回る指標は他に見当たりません。


いかかでしたか?

今回はBMIで自分が肥満かどうかを客観的に知ることができる! という記事でした。ここからは私の個人的な感想になります。

じつのところ、BMIの適正体重では”ダイエットが必要”かな、と思ってます。

これは女子なら誰もが同じこと思うはず。経験則で言うと、BMI適正値だった当時、履きたかったスキニーデニムが膝(ひざ)までしか入りませんでしたし…。

そのときはつらくて仕方がなかったけど、ダイエットを続けてたら日に日にデニムが上がるようになっていきました。

BMIで自分が肥満かどうかを客観的に知る

全部履けた時は嬉しかった^^ からだのラインが変わった! っていう達成感がまた、いいんですよね。

正直に言うと、女性の”きれい”とBMIの適正値は比例しないです。なので、女子はBMI18~22のあたりで調整されるとよいかなあ、と思います!