「酵素」って何でしょう? ダイエットや美容、健康に良いと言われる酵素ですが、いざ酵素って何? と聞かれると、困る方も多いと思います。

「うーん、大根おろしに含まれているものかなあ…」
「もしかして…洗濯洗剤や洗顔料に含まれてる?」

酵素は大根おろしに多く含まれていて、食べたものの消化吸収を助けるイメージが特に強いようですが、酵素というのは化学反応の触媒となるタンパク質すべてをひっくるめた呼び方に過ぎません。なので、その働きはさまざまです。

たとえば洗濯洗剤や洗顔料のなかに含まれる酵素は脂質の分解を助ける酵素で、汚れ落としに役立っています。料理の付け合せに大根おろしが定番なのは、大根おろしに含まれるアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼといった消化酵素が食べ物の消化を助けてくれるからです。

酵素は身体のなかで、食べ物を栄養に変えたり、その栄養をエネルギーに変えたりするのに欠かせない物質。なかには、アルデヒド脱水素酵素(ALDH)のように解毒の働きをする酵素もあります。

もし仮に酵素がなければ人は食べ物を食べても消化したり、身体に入った毒を分解して無害にしたりすることもできません。酵素がなければ”まばたき”もさえもできないのです。当然そのような状態になれば、呼吸や運動などの一切の生命活動は止まってしまいます。

酵素は人が生きていくために絶対に欠かせない栄養素です。

酵素と酵素栄養学酵素の重要性を最初に説いたのはアメリカ人の医学者、エドワード・ハウエル博士です。

彼の40年にわたる臨床経験と研究により発表されたのが酵素栄養学になります。ほとんどの酵素に関する書籍や学説がこの「酵素栄養学」の影響を受けています。

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酵素はビタミン、ミネラル、フィトケミカルに次ぐ第9の栄養素

食物中に含まれる成分のうち、炭水化物とたんぱく質、脂質を総称して3大栄養素と呼びますが、人間の生命活動はこれらの3大栄養素だけでは不十分なことがわかってきました。

いまでは、人間に必要な栄養素は以下の9つと言われています。

  1. 炭水化物 – エネルギーになる
  2. 蛋白質 – 体を作る
  3. 脂質 – エネルギーになる
  4. ビタミン – 体の調子を整える
  5. ミネラル – 体の調子を整える、骨や歯を作る
  6. 食物繊維 – 腸内の有害物質やコレステロールなどの排出を助ける、便通が良くなる
  7. フィトケミカル – フィトケミカルは野菜や果物に含まれる色素や辛味成分で抗酸化作用を持つ
  8. 食物酵素 – 酵素は第9の栄養素!

ビタミンミネラルは3大栄養素の脂質や炭水化物、タンパク質と比べて、身体に必要な量は少なくて済むため軽視されがちです。しかしながら、人間の身体にとって大変重要な栄養素であることに変わりはないです。

食物繊維については人間の腸では消化吸収されないということで、いままで過小評価を受けてきましたが、近年になって評価が見直されています。

酵素についてはもう少し詳しく説明していきます。

酵素がなければヒトは栄養素を身体に取り込むことができない!

炭水化物や脂質、タンパク質にビタミン、ミネラルなどの栄養素はあくまで栄養の素(もと)に過ぎません。というのも栄養素は消化酵素によって細かく分解され、さらに代謝酵素によって細胞に届けられて初めて栄養となるからです。

わかりやすくいうと、酵素がなければ私たちはこれらの栄養素を吸収できないのです!

酵素は人が生きていくためには欠かせない栄養素。炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、水、フィトケミカルに次いで「第9の栄養素」といわれています。

酵素は食物酵素、消化酵素、代謝酵素の3種類!

酵素は、呼吸や代謝、食べ物の消化吸収、臓器の活動や身体活動など、すべての生命活動に関わる大切な栄養素です。その種類は大きく分けて

  • 食物から取り入れる食物酵素
  • 体内にもとから存在する潜在酵素

以上の2つ。

酵素は第9の栄養素

食物酵素は生の食べ物(生野菜、果物、生の肉・魚など)に多く含まれています。食物酵素を多く取り入れることで、潜在酵素をムダに使わなくて済みます(潜在酵素を節約すべき理由は後述)。ちなみに酵素はたんぱく質からできているので48℃以上で死滅(変性・失活)してしまいます。

対して潜在酵素は体内にもとから存在する酵素です。ただし無限に作られるわけではありません。じつは、潜在酵素は一生で一定量だけなのです。加えて、1日に生産できる量も限られています。

要は、加齢とともに潜在酵素は減っていく…ということ。これはまるで貯金のようですよね。多く引き出せば近い将来、貯金は尽きてさまざまな健康上の問題を引き起こしますが、反対に節約を心がけると貯金は長持ち。歳をとっても健康的に生活することが可能です。

※潜在酵素が減ると代謝は下がり、さまざまな病気を引き起こしますから注意してください。

さて潜在酵素には、「消化酵素」と「代謝酵素」の2つがあります。これからさらに詳しく説明していきます。

消化酵素の働き

消化酵素は口腔内や胃などの器官で分泌され、食べ物の栄養素を分解して消化吸収しやすくする働きをします。たとえば炭水化物はブドウ糖がつながってできています。このつながりを分解して消化吸収しやすくするのが消化酵素の働きになります。

消化が悪いものを食べるとどうなるでしょうか? 当然たくさんの消化酵素が必要になり、結果として身体に負担をかけてしまうのです。

身体のなかの消化酵素

唾液(だえき)

唾液は通常1日に1~1.5リットル程度、唾液腺から口腔内に分泌される分泌液です。水、電解質、粘液、多くの種類の酵素から成りたっています。

主に含まれる酵素はアミラーゼ(またはブリアチン)で、デンプンを分解してブドウ糖などの単糖にする炭水化物分解酵素です。


 

胃液

胃液のなかに含まれる酵素はペプシンリパーゼが知られています。このうちペプシンはタンパク質分解酵素です。この酵素(ペプシン)は酸性条件下で活性化し、タンパク質をペプトンに分解、小腸での吸収を助ける役割があります。

もうひとつの酵素、リパーゼは主に脂肪を分解する役目があります。


 

腸液

腸液は、十二指腸から続く小腸の一部(空腸)で分泌されるアルカリ性の体液(消化液)で、 消化の最終工程を担当しています。

  • エレプシンは蛋白質を分解する酵素の混合物です。たんぱく質を最終的にアミノ酸に分解します。
  • リパーゼは脂質分解酵素です。脂肪を最終的に脂肪酸とグリセリンに分解します。
  • ヌクレアーゼ は核酸を分解する酵素です。 ※ヌクレアーゼは加水分解する酵素の総称です。

 

膵液(すいえき)

膵液(すいえき)は、膵臓で分泌される体液(消化液)で、酵素も多く存在し、三大栄養素の全てを消化できます。まずは含まれる酵素の種類を見てください。その種類の多さを見れば納得です。

  • アミラーゼ(ジアスターゼともいう)は炭水化物分解酵素です。膵液や唾液に含まれる消化酵素で、デンプンを分解して単糖のブドウ糖や二糖類のマルトースあるいはオリゴ糖に変換する酵素群です。
  • トリプシンは膵臓で分泌される強力な蛋白分解酵素です。タンパク質やペプチドを分解して、さらに細かくポリペプチドやアミノ酸に分解します。
  • キモトリプシンは膵液中に含まれる主要な消化酵素の一つでタンパク質を分解する酵素のひとつです。タンパク質やペプチドを分解して、さらに細かくポリペプチドやアミノ酸に分解します。
  • リパーゼは脂質分解酵素です。消化液(胃液、膵液)に含まれ、脂質の消化を行う消化酵素で、なんとすべての生物の細胞で脂質の代謝に関与しています。脂肪を分解して脂肪酸とグリセリン(グリセロール)に変換します。リパーゼの性質(脂質分解)を活かし、洗濯洗剤や胃薬に添加され利用されることもあります。

 

代謝酵素の働き

代謝酵素はその名のとおり、栄養分をエネルギーに変換したり、壊れた細胞を修復したり、老廃物を排出したりと、生命活動全般に関わります。他にも、

  • 腸壁に吸収された栄養をエネルギーに変える
  • 壊れた細胞を修復する
  • 老廃物を解毒して体外に排出できるようにする
  • 免疫を上げて、病気を治す
  • 神経やホルモンバランスの調整を行う
  • 代謝を促進する

といった働きがあります。

代謝とは

ところで「代謝」という言葉の意味が何か、よくわからない方も多いのではないでしょうか。

わかりやすくするために情報を削ぎ落として説明すると、代謝とは生き物が生きるために体内で行う化学反応を指します。

たとえば消化の過程は生化学では「異化 (catabolism) 」と呼ばれます。大きな分子が消化酵素によって、より小さな分子まで分解または変換されたのち代謝酵素によって各細胞に届けられます。つまり異化とはエネルギーを得る過程です。例をあげると、細胞呼吸があります。

もちろん逆もありますよ。それは「同化(anabolism)」といいます。同化は、エネルギーを使って有機物質を新しく合成する過程です。例えばタンパク質や核酸、多糖や脂質の合成があります。

同化に触媒として関わるのは代謝酵素で、最終産物として新しい生体分子を作っています。

※酵素が適切に働くためにはしばしばビタミンやミネラルなどの補因子が必要となります。近年ではこうしたビタミンやミネラルなどの栄養素に酵素の働きを補う役割があることがわかり、酵素を補うという意味で補酵素と呼ぶこともあります。

代謝マッピング

異化と同化の一連の流れ、生物における代謝の経路(パスウェイ)あるいはそれらからなるネットワークを図式化したものを代謝マッピングといいます。代謝の過程には非常に多くの代謝酵素が関わるため、非常に複雑なものになります。理解を深めたい方はリンク先でPDF資料をご確認ください。

参考リンク基本的な代謝のマッピングとその解説

えっ、代謝酵素が足りないと太りやすい体質に!?

代謝が落ちると太りやすい体質になる

体内にもとから存在する2つの酵素(消化酵素と代謝酵素)は、それぞれが相関関係にあります。これはつまり、一方を使い過ぎれば、もう一方も同じように減ってしまうということなのです。

消化の悪いものの食べ過ぎは、代謝酵素をどんどん減らします。たとえば、脂っこい食べ物の食べ過ぎで胃に負担がかかっている状態を想像してください。消化酵素は当然フル稼働ですので、使い過ぎで足りない状態。そうなると代謝酵素が、足りない消化酵素の働きを補います。

結果として、代謝に使う酵素が減り、身体の脂肪をうまく燃やすことができません。代謝酵素が足りないので代謝が下がり、結果太りやすくなってしまうのです。当然、老廃物もうまく排出できませんし、細胞の修復も遅れます。美容や健康に問題を抱えることも。

代謝を上げると健康的に美しくなれる!

代謝酵素は”壊れた細胞を修復”する働きがあります。また、”老廃物を体外に排出”する働きもありましたよね。もう勘の良い方はお気付きかもしれません。代謝酵素が十分に働ける環境があると、美容や健康面でさまざまな恩恵があるってことなんです! たとえばそれは、

  • 細胞の修復=自然治癒力がUPするということ!
  • 老廃物の排出でデトックス効果あり!

これってスゴくないですか?

健康と美容にも代謝酵素は関わっているんです!

これらの体内にもとからある酵素(潜在酵素)は一生で一定量、1日の生産量も一定です。そのため加齢や不規則な生活習慣、食生活で消化酵素をムダに使っていると、常に代謝酵素が少ない状態になってしまいます。

結論からいうと、健康的に美しく痩せるためのカギは酵素。代謝を上げると脂肪は燃やせます。細胞の修復や老廃物の排出もうまくいきます。

無添加酵素ドリンク、サプリで健康的に痩せる

しかしながら、代謝のための酵素(潜在酵素)は加齢とともに減少するうえ、1日の生産量にも限りがあるので毎日の食生活で食べ物から効率よく酵素を補うことが必要です。

痩せやすい体質に改善したい方、健康的に美しくなりたい方はぜひ日常生活で酵素を補うことを検討しましょう。

さて、食物酵素はフルーツや生野菜、生魚や生肉などの生ものに多く含まれますが、たんぱく質で成り立っているため熱に大変弱いです。48℃以上の温度で加熱すると死滅してしまうので、生で摂ることがポイントになります。

といっても、お刺身を毎日買うのは家計に負担ですし、野菜も季節によっては大変高価です。無添加の有機野菜が手に入らない場合だってあるでしょう。フルーツは手軽ですが、摂り過ぎは逆に身体に悪影響です。

食物酵素をたっぷり含む高品質無添加の酵素ドリンクや酵素サプリはその点、日割りで考えると安価で手軽ですし栄養バランスにも優れています。毎日の食生活に摂り入れることで消化を助け、代謝をスムーズに上げることができますよ。さらに、酵素の働きを高めるビタミンやミネラルなどの補酵素も一緒に摂れるので、からだの機能が活性化されます。

※なかには添加物の多い低品質な製品もあるので注意してください。安全・安心な無添加のものを選ぶことが大切です。

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